おくりびと OKURIBITO Départs
「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞
映画の中に出てくる「納棺師」という名前の専門の仕事は知らなかったのだけど、
youtubeやニュースで見た映画紹介や予告編の映像が私の頭に残っていたようです。
昨夜、夢を見た、現実とは少し違った夢。母の納棺と火葬場の場面。
久々に優しい母の声を聞いた。
数年前のあの時、母をワンピースに着替えさせてくれたのは病院の看護婦さんで、
最後に母に化粧品をしたのは納棺師さんではなく私。母だったから出来たのですけど..
彼女があまりに柔らかい表情でキレイだったので、
もう誰にも触らせたくなかったのを思い出しました。
いつの間にか母は棺の中で、みんなに「キレイねっ」て言われて眠り姫のようで、
得意げな顔が浮かびそうでした。
命、意思がなくなってしまった身体でも大切な人には変わりはなく、
その身体が最後の最後のお別れまでの時間、美しくあるだけで家族には救いなのです。
山崎努、余 貴美子、吉行和子も好きな俳優、いつかこの作品を見てみようと思います。
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