4月の下旬から、実家の父は家業のほかの事で忙しくしています。
知り合いから畑や山にある「ふき」を好きなだけどうぞ、とのことで、父は山に行ってふき採り、茎をそろえて洗って切って、
大きな鍋で煮物を作るのです。大変手間がかかる作業で、屋外で薪を焚いて鍋の前にずっと座っています。
料理なんてほとんどしなかった父ですが、母がやっていたのを見て覚えたのでしょう。
今は父の側で見ているのは幼稚園児の甥っ子。いつか彼が蕗を炊く日が来るのかもしれません。
私は作った事がなく、ただ食べるだけ~。結構おいしい。
干しタケノコ作りもしていた父。茹でて、切って、天日に干しにする。こちらも手間がかかります。
貰って来ようと思っていたら忘れました。いつか干しタケノコの煮付を作ってみようと思っています。
実家には畑もなく野菜や果物を育てた事はないのです。
田舎では知人やご近所さんから旬の野菜を頂いたり、都会では考えられない値段でおいしいものが手に入ります。
今回出会ったもの...
プチトマトより大きいトマト。甥や姪は丸ごと競い合って食べるくらいおいしい。
味に甘みと深みがあって、昔の野菜のように大地の香がします。
地元で採れる旬の野菜を食べられる事も、食物で季節を感じる事も当たり前だった。
今はそれが普通じゃなく、贅沢なことになってきています。